抗精神病薬の種類(定型抗精神病薬)
皆さん、こんにちは。なみだ君です(`・ω・´)シャキーン
今日は定型抗精神病薬の種類について書いていくよ!
抗精神病薬(定型と非定型)の説明は「抗精神病薬について」という記事に書いてあるので、そっちも見てね!
定型抗精神病薬
定型抗精神病薬にはフェノチアジン系 ブチロフェノン系 ベンズアミド系の三種類があり、それぞれ特徴があります。
フェノチアジン系
ドーパミン受容体D2の遮断作用がメインで、他にも抗コリン(M1)作用やα1とH1遮断作用があり、統合失調症の陽性症状を抑え、精神安定作用があります。沈静作用があるため興奮を鎮めたり、睡眠薬の代わりとして、統合失調症以外の病気に処方される場合があります。フェノチアジン系は複数の受容体に作用する為、他に比べ副作用の種類が多いです。
・一般名(商品名)
・プロペリシアジン(ニューレプチル)
・トリフロペラジンマレイン酸塩(トリフロペラジン)
・プロクロルペラジン(ノバミン)
・ペルフェナジン(ピーゼットシー、トリラホン)
・フルフェナジン(フルメジン、フルデカシン)
・レボメプロマジン(ヒルナミン、レボトミン)
・クロルプロマジン塩酸塩・プロメタジン塩酸塩・フェノバルビタール配合(ベゲタミン-A,ベゲタミン-B)
・クロルプロマジン塩酸塩(ウインタミン、コントミン)
ブチロフェノン系
ドーパミン受容体D2の遮断作用がメインですが、抗コリン(M1)作用、α1受容体遮断作用も持ちます。強い精神安定作用と統合失調症の幻覚妄想といった陽性症状にとても効果があり、鎮静作用等が期待できます。一方でドーパミン機能低下による陰性症状の悪化、錐体外路症状(アカシジアなど)や高プロラクチン血症(月経異常、性欲低下など)といった副作用が出やすいです。(ドーパミン等の受容体については後日記事にします)
・一般名(商品名)
・ハロペリドール(セレネース)
・ハロペリドールデカン酸エステル(ハロマンス、ネオペリドール)
・チミペロン(トロペロン)
・モペロン塩酸塩(ルバトレン)
・スピペロン(スピロピタン)
・ピパンペロン塩酸塩(プロピタン)
・ブロムペリドール(インプロメン)
ベンズアミド系
低用量では抗うつ作用があり、高用量では抗精神病作用があります。ドパミン受容体D1に作用せず、D2・D3・D4を遮断する作用があります。統合失調症の陽性症状には緩やかに効き、抗うつ剤として使われたり消化器症状にも使用する場合も。副作用の高プロラクチン血症が出やすく女性には向かないお薬です。
・ネモナプリド(エミレース)
・チアプリド塩酸塩(グラマリール)
・スルトプリド塩酸塩(バルネチール)
・スルピリド(ドグマチール、アビリット、ミラドール)
定型抗精神病薬にはこのようなの種類があります。
記事を書いている間にこんばんわの時間になってしまいましたが、明日は非定型抗精神病薬の種類について書こうと思っています。時間がある時に薬1つずつの詳しい説明もと考えていますが、書きたい事が沢山あるので、まだ当分先の事になりそうです。
では皆さん明日もまったりいきましょーヽ(´ー`)ノ
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